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高田笑劇場「銀河旋律」@世界館

演劇・映画・舞台
07 /18 2015
7/18 高田世界館での高田笑劇場「銀河旋律」へ

平和展と世界館で「セデック・バレ」を見た今日の夜の部は、高田世界館でのみゅーじかる☆高田笑劇場の舞台なんである。
公演は今日明日!
上演は今日と明日だぞ~

会場でpiさんとpuさんと合流。
どんな内容かな
この「銀河旋律」はキャラメルボックスの有名な作品らしい。
前回の「楽屋」もだが、ここの所そういうメジャー作品取り扱ったりもして演技や世界の幅を広くするようになったのかな。
どんな話なんだろう。わくわく。


あらすじ

タイムトラベルが実用化されている時代、新米のニュースキャスター柿本は「ニュースプラネット」をサクラダヨシノさんと一緒に担当している。
その日の番組の中で「歴史改変の自由化」をとりあげていた時、柿本は激しいめまいに襲われる。
そう、それは第三者が柿本の過去を‘上書き改変’したことによるものだった。
過去(歴史)を改変されると、改変された側は激しいめまいに襲われ、かつ「改変されたという認識」は一時間しか残らず、それ以降は改変された記憶がその人の記憶になってしまうのだ。


柿本には春山はるかという高校教諭の恋人がいる。
はるかも過去を改変されていた。
過去を話し合うが既にお互いの記憶が食い違っている。
過去を改変したのは誰・・・はるかの同僚、サルマルという男が浮かび上がる。

そして再びの過去改変が起こり、柿本はサクラダヨシノと、はるかはサルマルと結ばれるという「ルート」に進んでいくのだ。
そうはさせないと柿本もタイムトラベルで自分とはるかの本来の「ルート」に軌道修正を図ろうとする。
しかし柿本の所持金では時間旅行をするための料金に満たない。
このまま改変された歴史からの未来に向かわなくてはならないのか・・・
何とかしてくれと懇願する柿本に、局の担当ヤマノウエは提案を出す。
「旅行時間を短くするならOK」と。

果たして柿本は過去の記憶を元に戻しはるかとの未来を手にすることができるのか・・・?


というストーリーなんである。
物語の鍵になったのは万葉集。
タイムトラベルが可能な時代になっていながら、やはり人の心は万葉の頃から本質は変わっていないということか。
ラストはハッピーエンドなんでよかったよかったなんだが。

ストーリー的にはちょっと微妙。(ストーリーは大手のものなので演者の問題ではない)
歴史(過去)を上書きした第三者に何もペナルティがないのが、「激しいめまい」が過去改変されたということを知る人と知らない人がいることが。
以前の記憶が一時間で消えてしまうはずなのに、柿本はその中で、変えられていながらも過去の記憶も持っていること。
時空がどんなに歪ませられても、真実の愛は不変なのだ!ってことなんだろうけれど。

藤子F先生のT・Pぼん(タイムパトロールぼん)は歴史改ざんは絶対的に許されないというのが前提だったが、そこから見ると他人の過去を操作する(一応過去の人物と口を利いてはいけない関与してはいけないというタブーはあるのだが、あってなきが如し
ことができ、しかもお咎めなしでのうのうと「自分に都合のいい」過去と未来を送ることができるというのはちょっと都合が良すぎではないかと。


とはいっても、人の記憶なんてものは本人の主観と思い込みによって本人にかなり都合よく構築されているもんだから、知らないうちに他人ではなく自分自身で過去の記憶を上書き改変しちゃってるのかもしれないんだけどね。
記憶の食い違いとか自分は覚えてなくても他人は覚えてるなんてのは誰にも経験あるっしょ。


そんなこんなで、自分の過去を他人に変えられることが可能なら(めまいだけで終わってしまって)、変わってしまった時点で、変えられた人の未来も変わっていくなら、その人がまた別の第三者に及ぼす影響もまた違うものであり、それが幾重にも折り重なっていくとなると、人の過去は・現在は・未来は、どんなにあやふやなものであり不確実に折り重ねられていくものなものなんだろう…などと考えさせられるストーリーでした。
「もしも…だったら」というパラレルワールドがいっぱい、っていうか。

笑劇場団員男子組が高校生女子をやるってのがなんともいい味(笑)
なにはともあれ団員のみなさん、お疲れさまでした~
おみおくりー
明日もがんばってくださいね♪
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「平和展」と映画鑑賞

上越市内(イベント)おでかけ
07 /18 2015
7/18 平和展と映画「セデック・バレ」鑑賞へ

高田図書館内の小川未明文学館では17日から毎年恒例の「平和展」が開催されている。(25日まで)
今年は戦後70年ということで、毎年の平和展を拡大しヒロシマの原爆資料の展示もあり、被爆体験も聴けるという。
年月的なものと広島という距離からもこの機会を逃すともう被爆者の体験談は聴けない可能性が高いのもあり、この日に小川未明文学館に行ってきた。
ポスター

入口

パンフ類
今回は一般用だけでなく小中学生用のパンフもあるのだ

入ってみたら、うわ、人がいっぱいいる!
入場者
いっぱいいるのは実に結構なことなんだが、展示パネルを落ち着いて読めないので、折鶴作りも併せ後日また来ることにしよう。
中学生の総合学習なのか生徒さんも大勢来ている。
これからの人たち、戦争ということ、平和ということ、深く考えてほしいもんだ。

そして講演時間が近づいたので、何かアナウンスがあるのかと思ったのだが、その中学生用の「平和式典(だったか?)に参加の皆さんは会場にお集まりください」というものだけで一般用の案内がなにもない。
あれー?どうなってるんだろう。もしかして一般は入れない?などと思いながらも別室の会場に行ってみる。

中学生はもちろんだが、既に一般の人たちも入っていてほぼ満員。ちょうどタイミングよく空いている席があったのでそこに腰掛ける。(その後座席新たに追加していた)

体験談を話して下さるのは寺本貴司さん(80)。
お寺に疎開していた当時10才の寺本さんは体調不良で広島の自宅に戻った2日後、爆心地より1キロほど離れた自宅で被爆する。
疎開先に手紙を書いていた寺本さんはその時、背後に強い光を感じ振り返って…これまでの世界は一変した。
しかし、部屋の場所、助けてくれた近所のおばさん(黒い雨も寺本さんが怪我をしているからと雨よけしてくれたそうだ)、親戚宅…その時その時の「運」で、寺本さんは助かった。
しかし、迎えに来てくれた母を休ませるためにも、自宅に帰るのを迎えに来た当日ではなく8月6日にしていれば広島で原爆に遭うことも母を死なすこともなかったのだろうと深い悔恨に苛まれたそうだ。
こんな運命のいたずらが広島で、長岐で、そしてあちこちで起こっていたのだろう。

体験談
爆心地からの被害の範囲図を見ながら、例えばこれが高田公園だったら、これが本町だったらと想像してみる。
そして新潟市だったら(新潟市も原爆候補地だったそうなので)…きっと今の自分は存在していないのかもしれない。

やはり体験された方の生の声と言うのは響く。
寺本さん、どうかお元気でいらしてください。当時を伝えてくださりありがとうございました。
ここ大事
ローマ法王の言葉。「戦争は人間のしわざです。」そう、戦争を起こすのは、人間。

展示会場に戻り特別展示品を見る。
こげたお弁当(箱)、高熱に溶けたガラス、メガネ、その時間で止まった腕時計、しんちゃんの三輪車…
このモノたちには、その時まで所持者がいたはずだ。
その時間にそんなことが起こるとは露ほども思わずそれぞれの暮らしをしていたはずだ。
しかし、持ち主だけが消えてしまった。

広島平和記念公園にある「原爆の子」の像のモデルになっている佐々木禎子さんが折った折鶴。こんなに小さかったんだ…
折鶴
薬の包み紙で折られた小さな折鶴。ひたすらにただ、生きたいと。

体験手記の展示もあったが、それは会期中にまた改めて目を通すことにして今日はここまで。


そして今度は高田世界館へ。
世界館
公開中の映画「セデック・バレ」の第二部を見に行く。
第一部は先週見に行ったのだが、第二部とはなかなかタイミングが合わずで、最終日前日ようやく見に来れた。
日清戦争が終わり、台湾の日本統治の中で起こった「霧社事件」。
台湾先住民の抗日事件を基にした映画なのだ。

結局日本軍に制圧されてしまうのだが、「真の人(セデック・バレ)」であるための行動とは、を考えさせられる作品だった。
作品内の「せっかく文明を教えてやったのに。そんなわれわれを野蛮人にしおって」という日本軍将校のセリフがね…
第一部の日本の子どもの「お前たちが取り合いしたって結局日本の自分たちのものなのに」というのもそうだったんだけど。

世界各地で新参者が「文明」や「自分たちの方が優れているから」という大義抱えて、それまでそこに生きてきた人たちを踏みつけにしてきたんだろうな。
先住民を劣った人種とみなして。
ああ、この大地はどれほどの血が流れて今に至っているのだろう。(今も世界のあちこちで争いは起こっているが)
そんなことを考えさせられた映画でした。
(首切りとか流血のシーン多いからそういうのが苦手な方はダメかもしれないけど)

何が正しい・悪いというものはきっと絶対的なものはなくて、その環境や背景や時代、その人の考え方で違ってきてしまうのだろう。
1つのものが見る方向によって形を変えるのと同じに。
でも、古今東西問わずの共通する根本的なものってのはあるはずなんだよね。それをどう生かすかはヒト次第ではあるのだけど。

台湾の図
台湾の今。そして歴史。

まあそれはそれとして、今を生きる自分は映画のあと世界館管理人の上野さんからいただいた台湾茶をうまい!と味わえるわけで。(ごちそうさまでした!)
民族衣装
台湾・タイヤル族の民族衣装

世界館を出て、改めて周りの建物を見る。
世界館
100年以上の歴史を持つ世界館
こちらもイイ
窓枠とか何気に意匠凝らしてるよね
こちらも
こちらも味のある窓。聞いたところによるとこの建物(左のビーバーエアコン)はかつて料亭だったんだそうだ。ほー…

なんかさー、この辺りばかハイカラげなんだよね。
かつて、ここらはかなり大衆的でもありお洒落なモボやモガが闊歩したりする賑わいと文化の薫りたぷたぷの街だったのかもしれないね~(妄想)

さ、一旦帰宅して、また夜は世界館だ!


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しー

好き勝手に、
「今、を楽しめ」。


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