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釜蓋遺跡ガイダンスへ

講演・講習・説明会・勉強会、みたいなの
10 /12 2015
10/12 新潟県教育委員会保管出土品展示会「人が動く、ものが動く」展@釜蓋遺跡ガイダンスへ

釜蓋遺跡ガイダンス(長いな。。なんか略称ってか愛称ないのかね)では、今日まで県の教育委員会が管理している上越での出土品の展示会が開催されている。
そう、今日が最終日なのだ…!ってことで釜蓋遺跡ガイダンスにちょっくら行ってきまーす。

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釜蓋遺跡ガイダンス。カマ太郎くんとフキ子ちゃんがお出迎えしてくれるよーん♪
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今回の展示会はこのような。

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下馬場遺跡の弥生時代の出土品。ここらあたりは管玉が多く作られたんだそうだ。
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道具使って手作業でこれ作るんだからな…
そしてここで作られた管玉は信州方面に流通したらしい。
弥生時代後期は海(越後)→山(信州)にモノが流れていたようで。

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黒田古墳群出土品。
ここで出た須恵器は大阪で焼かれたものなんだそうだ。
あと、穴の開いた砥石。この砥石に穴開けて腰に吊り下げるのは中国大陸や朝鮮半島の風習だそうで。
県内唯一の鑷子(じょうし)状鉄製品もここから出土したそうな。
ってことは近畿や大陸とも交流あったってことやん。直接往来したのか経由経由でここにもたらされたのか、それは分からないけど高田から見れば「はずれ」の黒田でかつてはそんな物流があったんだもんよー。すげー。
でも、夏の土塁ツアーの時、黒田の土で高田城の瓦焼かれた言うてたけど、この頃からその片鱗あったのかな?

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岩ノ原遺跡。これはスーパーローカルなので見学会(見学会初回その補足)にも行ったんだよね。
このころは新幹線工事でいろいろ発掘調査あったんだよなぁ。。。チャンスがあれば自分も参加したかったなぁ…
この遺跡は弥生時代ではなく奈良・平安の頃。荘園とか習ったけどその頃のもの。
頸城の米が奈良の都にも運ばれて行ったんだろうね~

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今池の遺跡は飛鳥・奈良・平安時代の頃。
瓦塔という寺院の代用(寺院のミニチュア版)の破片も出土している。
土から他の地域から持ち込まれたという壺(仏具の可能性大)や長野の土器も出土していることからも他地方との交流があったのだろう。
古代は古代の中で、もしかしたら人の往来も精神も今よりもっとグローバルだったのかもしれないなぁ。
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須恵器の製作技術。
ロクロで作る土器はかつてヘラで切り離されていたそうだが、8世紀末(奈良時代)に東海地方の「糸切り」という技術が入ってきて平安時代は両方の技術で土器が作られているんだそうだ。
東海から東山道(近江国(滋賀)から陸奥(東北)国を内陸部に貫く当時の幹線道路)経由で信濃からこの地に入ってきたらしい。
滝寺・大貫のあたりは窯が多くあったそうで「古窯跡群」となっているんだそうだが、ここもやはり須恵器はそれまでの北陸系のヘラ切りと東海系の糸切り(こちらの方が多い)が混在しているんだそうで。
そしてここでは大甕などの貯蔵具や仏具などが多くみられるそうで、古代の国府・国分寺がこの辺りの経営を主導していたとも考えられているそう。
うわー古代ロマンじゃー!
和田や金谷地区、すごいじゃん。古代は越後の中心だぞ!!(そう考えるともしかしたら上越妙高駅があの場所というのもすごいことなのかもしれない)

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この頃になると「釉薬」が出てくる。
板倉の五反田遺跡では灰釉陶器と緑釉陶器というものが出土している。
唐の白磁なんかも出ているそうだ。
灰釉陶器の産地は愛知や岐阜の東海地方…これもその東山道経由なんだろう。
そして緑釉陶器は北陸ルートを通じての京都産のものが多いそうだが、五反田遺跡の緑釉陶器は東海のものが多いらしい。
頸城には東山道を通って技術も人もやってきたんだねぇ。

とはいえ釉薬の最初は装飾を意図したものではなく、焼く時の草木等などから滲出した灰汁がうまい具合に焼き物にかかってできた偶然の産物だったのでは、と自分の問いに解説の方が説明してくださった。
そりゃー古代人たまげただろうなぁ。。。最初はやっぱ「なんだこりゃ失敗だ!」とか思ったのかな?
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展示会場
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こちらも
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勾玉たち。しかし、原石を磨いてここまでにするのももちろんすごいの一言だけど、何を基にこの形にしたんだろう。
タイムマインがあったなら、聞いてみたいもんだ。(言葉通じないかもだけど)

県の方、どうもありがとうございました~
そして常設展を一通りぐるっと。

見学した小学生からの質問。
いい質問
うむ、いい質問だ。答えてくれる羽深さんもいい人だ。
できたら学校の授業だけじゃなく、ここに来て答え見てくれるともっといいんだけど…

施設を出る。施設脇を見れば
干し柿作り
干し柿作ってる(゚д゚)!
南葉のふもと
遠い遠い昔の、ここらの人々の生活の営みを妄想想像するとワクワクしちゃうんだよなー。

古代に浸りつつ、現代へ。
さ、本町行くぞー!(次記事へ続く)
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