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「阿賀に生きる」in高田世界館

11/18 その3 アール・ブリュット展企画「阿賀に生きる」上映@高田世界館

NASC(新潟県・アールブリュット・サポート・センター)では2015年、2016年に続いて3回目3年目のアールブリュット展in上越を開催する。
3回目の今年は「生活の柄」と称して、今までとのやり方とはちょっと手法を変え、会場も歴史を感じさせる町家を使い、当時を感じられるまち歩きを兼ねながら、かつ鑑賞するだけでなくリアルに、ライブで感じられる企画も予定されているのである。

会期は今日11月18日~23日までだが、一日限りのイベント企画もあるので、できるだけ見たいなと。

そして今日初日のイベントの1つに「阿賀に生きる」の活弁士つき上映がある。
これは見なくては~!と直江津のライオン像の家から高田世界館へ向かう。
はじまるよー
活弁士は檀鼓太郎(だん・こたろう)さん。バリアフリー実況解説の第一人者なんだそうだ。
アールブリュット
今回のアールブリュット展の会場スクリーン。
世界館
世界館の天井

「阿賀に生きる」は上映当時新潟市のシネ・ウィンドで見たが、それから既に20年が経っている。
縁のある東蒲原が舞台ということからも思い入れがあるのだが、そのずっと川の恵みを受けながら昔ながらの暮らしをしてきた人たちが、知らないままに、企業が垂れ流した「毒」に汚染された魚を食べその「毒」が自らにも蓄積されていく。
しかもそれは目に見えないものだから、かつ年月が経っているからそれを認めてもらうことも難しい。
しかも、それは個人差があったり、地区内での温度差があるから、すべてがすべて「同じ」な害を受けているものでもない。
同じ病の中でも差別があるくらいだから、病のない・あるの差別はどんなものか。
それでも、それはそれとして、川とともに、阿賀とともに生きていく人たち。

子供の頃、近くに工場があった。川があった。
時々、朝の登校時に変なにおいと、川に住む魚たちが水面に顔を出し空気を吸おうとぱくぱくしているのを見た。
帰る頃には、みな魚が白い腹を出して死んでいた。
水俣病や新潟水俣病は光化学スモッグなどと同じで「教科書の中の公害」ではあったけれど、子供なので(鹿瀬にもよく行ったが)公害やそれと闘っていた人たちとは結びつかない上、やはり当時魚の死は不思議だったけれど工場の排水とは思わなかった。

で、映画から20年。その間に東日本大震災による原発事故があった。
見えない放射性物質。ふるさとを失った人たち。その中での地域内での差別。そして地域外での差別。

公害、原発…それに対する人のありようが重なるというかなんというか。
そんなことを思いながらこの作品を見ていた。

今回は視覚障害の人でも映画を楽しめるようにとバリアフリーの映画上映ということで活弁士つきだったわけだが、先日の「見えることが前提の」活動写真&活弁とは全く違い、情景や行動等視覚の部分を実況解説するのだ。
セリフやナレーションとかぶらないようにしているだから、ただただたいしたもんだなと。
動作の解説にも、ああそういうことやっているんだと理解させられ、こちらも深く作品を楽しむことができた。
こういう上映が多ければ、知人の視覚障害の方ももっと映画楽しめるんだがなぁと思ったり。
壇さん、ありがとうございました~

機器
今回の活弁は舞台の壇上ではなく後ろから。2階の後ろからなのか1階の後ろからなのかは暗かったので分からなかったが、照明も抑え目なところでの読み上げは大変だと思う。
貴重な上映会ありがとうございました!


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