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春日山城跡災害復旧現場の見学会へ

講演・講習・説明会・勉強会、みたいなの
07 /29 2017
7/29 春日山城跡災害復旧現場の見学会へ

去年(2016年)の7月26日、上越市は大雨(高田の24時間降水量が242.5mmという観測史上最大を更新)に見舞われた。
直江津の花火が中止になっただけでなく、春日山城跡でも土砂崩落があり市道を越えたしたの沢まで土石流が流出したんである。
春日山城跡は国の管理なので文化庁やら専門家の調査が入り、その指導の下この6月から災害復旧工事がはじまったんであるが、その現場説明会が市の教育委員会文化行政課主体で開催されるというので参加してみることに。

13時、謙信公前銅像集合だったのだが、春日山神社の方から行ったらばマイクロバスから市の方と参加者が降りてきたので、あれ?埋文の謙信公像前集合だった?と焦る。
市の方に聞いてみたらばこれではなくそれはあっちでやってますと教えられ慌てて教わった方へ向かう。

既に説明始まっていたが担当の方に受付して何気に説明に加わるw
資料
本日の資料
説明
復旧工事が始まってブルーシートが取れた現在の春日山城跡

ここから神社を横切り千貫門コースで直江屋敷まで向かう。
上杉さんたちは演武の前のおもてなしと演武準備中。
おやかたさま、行ってきまーす。
千貫門
千貫門・空堀でちょっと休憩。
自分、これだけ登ってるくせに当時千貫門がここだったこと初めて知ったよ…
登山道遊歩道にあったんだと思ってた…orz
今でも旧道として途中までは行けるんだそうです。
ぬー・・・
遊歩道分岐。ここをのぼれば直江屋敷。

アップ
到着~
あの奥まで
かつては、奥の山まで「春日山城」として存在していたそうな。でっけかったんだねー…
説明1
市の方の状況説明。

今回土砂崩れしたのは但馬谷という箇所。
当時屋敷等の建築や攻防の土塁等作るとき山(の斜面)を切ってそのベトを盛り土などに再利用するのだが、長年の間に削れたりもろくなったりしている箇所もあり、今回の大雨で新しい(とは言っても数百年は経ってるが)ベトと古いベトの間に水が入り込み新しい部分が流れ出てしまったということらしい。
イメージ的には表層雪崩みたいなものかと。

だから、山を切って作ったニュータウンや道も、モトの山のほうはいいけど、切った盛り土で作られた方はもろいから注意ってのと同じってことだな。
今はやたら局地的に50年に1度的な豪雨が来るようになっちゃったしねー…
説明2
工事状況の説明も。
工事の仕上げには植物のタネを混ぜたベトを吹き付けたりして景観的にも復旧させるそうだが、この植物のタネってのをどうするのか気になっていたんだが、先日春日小学校の生徒さんたちが春日山で植物のタネを採取したそうだ。ほっ。
できたら多様性から言っても秋にもタネ採取してほしいもんだが…

で、説明はここでおしまい。希望者は本丸まで行って来てもいいというので担当の方に申し出て行くことにする。
だってしばらく行ってないしさー

あ、あと最後の質疑応答時に、やっぱり来ました「土砂崩れは杉の木切ったからでは?」っての。
杉の根は浅いので山の保全には向かないってのは(だから保水目的の植林はスギだけではなくブナやナラなどの方がいい)前から聞いてたのでこの意見が出るたびに違うろうと思っていたのだが…。
やはり、切らなかったならもっと被害が広がっていただろう、切ったから無事だったということだった。
(被害があったのは新しく切った箇所で、山城遺稿部は無事)

あと、今回崩れた箇所に通っている新しく作った遊歩道は閉鎖するらしい。
できてみないとわからないけどね。

では、本丸行ってきまーす。
上から
上から工事現場
本丸
本丸着きました。今日の展望はイマイチ。
本丸ー
本丸~

天守台の展望も雲で見えないし、大井戸見て下山開始。
ああ、おやかたさまたちの演武の音楽が聞こえる…
アザミ
アザミのつぼみ
毘沙門堂
毘沙門堂
鉄筋ネット
斜面に吹き付けるベトが定着しやすくなるように張った金網

春日山神社着
おやかたさまたち
夏装束演武まだ見てないんだよな…
明日は来たいな…

市の方も戻るところだったので今日のお礼を。
どうもお世話様でした。ありがとうございましたー。
銅像
久しぶりの謙信公像。ヤマユリはもう終わっちゃった。
今年は結局ヤマユリに会えなかったなぁ…
オトコエシ
多分オトコエシ

雪が降る前にシン・カスガヤマとなるそうだが楽しみである。
でも復旧工事、どうぞご安全に!!


上越市議会の意見交換会へ

講演・講習・説明会・勉強会、みたいなの
06 /23 2017
6/23 上越市議会主催の意見交換会へ

市議に立候補する方というのは、全体的に見るとどうしても男性、それも若者とはもう言い難い年代の方が多い。
議会に限らずとも、その世代だからこその視点もあったりするので行動にしても意見にしてもできるだけ偏らず広いほうがいいのだが。
しかし現実はなかなかそうならない。

と、いうことで、会派を抜きにした市議のグループが、
「なぜ若者・女性は市議会議員を目指さないのか」
「どんな要因をなくしたらあなたは議員に出馬するか」
…という意見交換会を開いた。

自分みたいに話をするのが苦手な人が行っても大丈夫なんだろうかという一抹…いや全抹の気がかりはあったものの、それでも「いつもの意見交換会とは違うやり方」ということや、上記の問いかけに対して他の人はどういう考えなのだろう、という興味も強かったので参加してみることにした。

こんなのが
こんなテーマで。
資料
受付(とはいっても氏素性を告げる必要もなく)でいただいた資料。
ふむふむ。
あ、受付では記帳等はないけれど、どう呼んでいいのかという名札を作る必要があったのだ。

開始時間となりました。
説明

ふむふむ
ホワイトボードミーティングに対するレクチャー。
小グループに分かれ雑談風に自由にそれについて話をしながら要点を書き出していき、問題点を共通認識として可視化するのだそう。
たしかにこれまでの口頭だけのやり取りでは聞き流しぃや意味取り違ぇーのあるもんね。
ふむふむ。
(この時ホワイトボードマーカーではなく油性ペンで書き込んでしまうというアクシデントがあったりしたが(^_^;))
やりますよ
くじ引きでグループ分けして今回は4つに分かれてそれぞれのグループでテーマに沿ってやり取り。
グループに分かれて
市議さんからのレクチャーを受ける。
自分のグループは同年代くらいの同性の方だったこともあって激しい緊張もなくやり取りを進められた。
終わったあと出たことを他グループに説明するのだが、それは市民側で、と振られて頭真っ白になってしまったが。(何を話したかは覚えていない)

第二部は各グループで出されたことをまとめながらの司会(コーディネーター?)それについてのやり取りをボードに書いていく。

「なぜ若者・女性は市議会議員を目指さないのか」
「どんな要因をなくしたらあなたは議員に出馬するか」

・市議の仕事は大変そう
・議員そのもの/上越市のことがわからない
・自分の生活が目いっぱいで(市という)全体的な暮らしへ目がいかない
・出る杭は打たれる的な、女子供に任せてられない・だからやらない/やれない地域性
・お金の問題(選挙でかかる費用/議員になったあと)
・4年ごとだし安定した社会的な身分保障がなさそう
・家族の理解・協力(うちのこと>社会全体、という思いが自分はもちろん家族にもある)
・社会的に無名の一市民が立候補しても人望もないし認識もない
・なったらなったで公私がなくなりそう

などなどいろいろな意見が交わされたのだが、一部は議員という職業に限ったことではないことも事実だし、
要因をとっぱらってクリアされました、これで立候補できますねと言われても首を縦には振らないだろうなとも思うし、
結局「なりたいと思わない」んだろうなと。
なんで?と聞かれりゃ上記の理由付けがぐるぐるするんだろう。
…まあ、自分に限っていえば、自分は人の上に立つような人間じゃないし、人には向き不向きってのがあっってだな…金銭的にもなんにしてもやりたいともやれるとも思っていないんだよな。
一生懸命仕事されてる市議さん存じてるからこそ。(大いなるずくなしめんどくさがりですみません)

でも、市議会議員たちが会派抜きでこういう企画立ち上げ実行に移したことはすごいいいことだと思うし、市議もこんな風にこちらに歩みよっているのだから、なるならないは別として、市政や市議にも目をむけ近づいていこうと思いましたぞ。

そんなこんなで初めてのホワイトボードミーティング、なかなかに興味深かったです。
(ただ、プレス以外はボードミーティングの写真を表に出すのはNGってのがなんか・・・なんかな……なんですが(^_^;))

季節もの

時期ですなぁ
雨の季節に七夕笹飾りと季節を感じさせる市民プラザの展示。
あー、そんな季節だもんなぁ。。。



山鳥毛フォーラムへ

講演・講習・説明会・勉強会、みたいなの
02 /26 2017
2/26 山鳥毛フォーラムへ

昨年の夏、突如国宝「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」(以下山鳥毛)購入の話が上越市に持ち上がったわけだが、市が開催する説明会にも参加してきたわけだが、その購入金額3億2千万。
やはり金額だけ見るとえーって思ってしまうわけで。
鎌倉時代に作られて上杉家刀コレクションの1つで(戦いに使われていたのではなく鑑賞用として)…結果国の宝で…・・・というものなのでその貴重さと量れない価値というのは理解してはいるものの、だからといってポンと市の予算から出しちゃうことはいかがなものなのか。
予算というのは税金であって、市民が自分たちの暮らしを、暮らしやすくするために行政に託しているお金ではないのか、それを「ほしいね。(預かってる)お金あるし買っちゃおうか」で買うのはどうなんだろう。実際お金出してる側としては「それを買うために税金を払ってるわけじゃない」と思う人もいるよねと。

だってさー、いくらほしいなと思っても、自分の財布見て、「あー(買えない)…」なことってあるじゃないですか(自分だけ?)
これは○○に使う分だから、とかこれであと何日過ごさにゃならんからとかって見送らざるを得ないことってあるじゃないですか。
いくらそれがほしくても、あればいいだろうなって思っても。

そりゃあね、米百俵の精神もわかるけれど…ただ、それを所有することで本当に市民の「実」になるのかってこと。
結局は持ってることで満足して終わるのではないかということ。

それに、やたらと「義の心」とお題目唱えてるけど、自分たちの都合いいように使っていない?
「世のため人のため」とか人情といういかにも真っ当な「こころ」的大義名分で大手を振って歩けるというか、「愛国心」みたいな反論しにくい言葉だから、それに意見言えばやれ不義だの人非人だの義の心に反するだの言われたり見られたりしがちっての。

で、まあ社会において力や権力持ってる側がこういうこと言うことが多いよね。
力ない側は従わざるを得ないというか、従ってれば楽だというか。
あと、そういう力のある人たちのやること決めることは、俺たちには関係ないしどうこう言っても無駄だと無関心決め込むか。

っと、長くなってしまった。
今回の刀購入に対しても、よく知らないけど買うことになったんでしょ?な人やなにそれ?な人もいるんだろうけれど、それとは逆に「自分たちが払っている税金、あんたがた(行政)が気軽に勝手に好きに使っていいもんではないんだよ?わかってる?」と一石を投じた人がいる。

そしてその人のすごいところは、ただ闇雲に「とにかく(購入)反対」と声高に叫ぶのではなく(←一部の人には慎重派の人をそう見ているのかもしれないが)、諸手をあげて賛成という人、ちょっと待ってよという人、両方のそれぞれの言い分を聞かせてもらって、その両方を聞いた人にそれぞれ考えてもらおうじゃないか。ただ買う買わないと敵対するのではなく、互いに理解したその上で考えてもらおう、という会を企画したことなんである。

それが、「山鳥毛フォーラム」なのだ。

自分もこの購入話については、それに付随してくる精神論も、謙信公完全人格的位置づけも、やはりどこか割り切れないところがあったりするわけだし、でもだからといって刀そのものを否定しているわけでもない、自分の中での納得と落としどころ?を探しにこのフォーラムに参加した。

この会は購入賛成派と反対派(と呼ばせてもらう)のパネリストがそれぞれ持論や互いに向けられた質問に答えていくというもの。
進行役は「アンカー」としてどちらかに偏らず中立で話を整理し進めるというポジション。
そしてよくある「聴衆者が自分の意見を述べる」ことはNGなのだ。議員や行政にかかわっている‘エライ’人たちも発言はなし。
市長も(数値的なフォロー等はあっても)口をはさまず、互いの話を聞くという聴衆ポジションで参加するという。
そして、これは行政側から仕掛けられたお仕着せのものではなく、市民が市民のために企画したという、珍しく、貴重な会。
「税金を使う」ということ、さまざまな立場の人の考えを、さまざまな立場の人が聞き、もう一度その意味を考えようという会。

フォーラム
賛成(反対)する人だけが集まるような会ではなく、互いの話を聞き「自身が考える」というフォーラムなのだ。

定員があるというので、ここであぶれるわけにもいかないなと早めに会場入り。
なんか展示があったとき見えないといやだなということで前の方に座る。

会場内

入場時に渡された資料によるとパネリストは
 (賛成) 石田さん、永野さん、佐藤さん
 (反対) 河野さん、横山さん、宮澤さん の6名
アンカー 中村さん
そして上越市長 村山さん

配布用紙
入場時に渡されたアンケート・質問用紙

司会さん
司会の方

開会。
フォーラム実行委員長の今井さんの挨拶。
実行委員長
今井さんは7年半前に上越に来たいわゆる「旅の人」。
今回のフォーラムは
・税金を使うことの意味を考えてほしい
・民主主義とはいうが市民が政治に関わることができるのは投票だけ?
・上越は出る杭は打たれやすい地域。年長者が力持っているので若い人・旅の人が言いたいことが言えない状態。
このあたりをなんとかしたいというか「そうじゃないだろう?」と開催したんだそうだ。

市長
市長の挨拶が続きパネリスト紹介、アンカー紹介ときてパネルディスカッション。
石田さん→「義の心の会」会長・幼稚園園長。上越プライドという提言書を持参。刀を前提にこの提言書を活かしてもらいたい。
永野さん→観光土産にもなる食品加工会社社長。刀を観光目玉に。
佐藤さん→長年観光案内ボランティアを務める。老いたからこそこの刀を上越の地で遺していきたい。

パネリストの皆さん
河野さん→会社員。刀はあればいいなと思うが税金使うのはどうも…。住みよい街にするには。春日山や林泉寺の充実が優先では?
横山さん→植物療法士。刀は文化的・財産的には認めているが税金購入にみな納得しているのだろうか。
宮澤さん→建築業。朝市に出ているが朝市そのものの存続危機を感じるが、だからといってすぐ税金出してなんとかしてくれとはいえない。刀に税金ポンと出すのはモラルに反してないか?

アンカー
アンカーはどちらにも偏らず、中立の立場で話をまとめていく。

どちらかといえば賛成論の方は市の観光を(長年)見てきた人、反対・慎重論の人たちはそうではなくいわゆる「一般市民」という方たち。だからこそ「ちょっと待ってよ、それでいいの?」と感じるのだろう。
そのせいかどうしても賛成論の方たちの方が弁が立つというか、人の前に立つことに慣れてる分有利という感は否めないような。

パネリストたちのパネルディスカッション。
・市が予算組んだら終わりではない。謙信公のファンの力馬鹿にするな。まだまだ募金協力する人たちはいる。
・寄付について関心あるところが情報発信をどんどんしてほしい
・毎年小林古径の絵画収集に4~5億かかっている。古径の絵はよくて刀がなぜダメなのか。
 他の芸術品に関しても県が県税で購入するものはよくて市が買うのはダメなのか。
・(古径の絵画収集に関しても)普段聞いてないため知らないことが多すぎる
 所持しているものを売ってお金を作って買えば?
・今後の人口減少が一番問題。観光の基幹産業化で地域格差の歯止めかけたい。観光の象徴的存在となるであろう国宝所有はそのチャンス
・刀の歴史や価値はわかったけれど、だからといってそれが観光資源になりうるのか。
・寄付することで刀は自分のものでもあるという気持ちが生まれるのではないか。
・謙信のものがない上越市。天地人のときの盛り上がりはすごかった。精神論だけではなく「実際にある」のも大事。
・太刀について若い人は知らない。もっとPRしてほしい
フォーラム

【一部がただ募金・寄付でがんばろうと声あげていてもそれがなかなか広がらないし聞こえてこない→もっと届くような情報出してほしい……どちらにとってもネックは「無関心」なこと。】
うーん確かに。

ここで一部終了。休憩時間。会場の熱気で暑くなったのもありちょっとクールダウンしに席を離れる。
存じてる方にご挨拶なども。

その時改めて来ている人たちを見たが、ざっと見た感じやっぱり年配男性が多めだ。
でも若い人や女性も来ている。そう、これはこれからの人たちにも大事なことだもんね。
俺たちには関係ない、じゃないもんね。

第二部
休憩時間中に、入場したときにもらった資料の中にあったパネリストたちへの質問を集めていたが、第二部はパネリストがそれに答えながらのディスカッション。質問を振るのはアンカー。
・(賛成側から反対側へ)どうしたら賛成してくれますか?
 →急に購入話が入ってくるという入り方が悪かった。上の方で決まってそのままという経緯が納得できない。なし崩しであり水面下で話が進んでいる…やり方がやはりうまくなかった
・町内で強制的に寄付を求められたという話があるがそれでいいのか←どこの町内がという犯人探しになりかけたがアンカーがうまくかわす
・義の心とはなんですか
 →「義」とは我に美しいと書く(美しいではなく「羊」なんだけどw)。我を美しく探求する心が義の心なのではないか。
・観光資源の優先順位はどうですか?
 →高田城-春日山/優先順位はそれぞれなので順位をつけることなどできない/桜-高田城-春日山
・税金と寄付、妥協点というか落としどころはどの辺りか
→全部募金・寄付で/募金・寄付で買えるならそれに越したことはない。/2/3くらい?募金・寄付・それで足りない分をやむなく税金からなら。

・観光都市にどうしたらなれるか提言を
→謙信公の義の心は福祉団体や市民活動されてる方たちの心に宿っている。
 観光は総括すべき。
 観光振興にこの「刀」がシンボルとなる。
 シンボルとなる刀があることで我が街を誇りとする気持ちが醸成される。
 そのアイデンティティはすべてにかかわってくる。

その後パネリストの方々のそれぞれの感想というかそれぞれ一言。
・「負けない(謙信公)」パワースポットに上越はなりえるのだから、それぞれの力を出してほしい。
 それが義の心でもある。
・世代の声も聞けてよかった。刀は後世に残す宝となれるだろう。寄付・募金のバランスをしっかりとってほしい
・刀とバカにするな。刀もだが、寄付をしたい人も多い、そういう人たちもすごいんだぞ。

・こういう機会に参加できてよかった、寄付もっとがんばれ。
・話し合いの場は貴重。人材育成もしっかりと。
・購入金額を市民で割ると一人当たり1500円ちょっと。寄付募金は自分には関係ないことだったが、この会に参加して話をやり取りできて、参加料1500円と考えれば出してもいいかもしれないと思った。若い人への(市への気持ちの)育成をこれからもしてほしい。

そしてアンケートの結果発表。
アンケート
聴衆が答えた4択のアンケートを司会の方が開票していく。
結果
・募金・寄付金の額にかかわらず全額税金のみで購入すべき(全額税金)  9票
・募金・寄付金は集めるが税金で購入しても構わない(一部税金)    46票
・募金・寄付金でのみで購入するなら購入しても構わない(寄付金のみ) 23票
・山鳥毛の購入は一切不要だ(一切不要)                10票
結果
…となった。
ただ、多数だった2番目の選択肢は一番意味の幅が広いと思う。税金主体でと考える人、寄付や募金が主体でと考える人がいるだろう。
その幅を考えずにじゃあ税金でいいってことね、と行政や市議さんなどの「決める側」には都合いい解釈してほしくないもんだが。

市長

副実行委員長
最後に市長とフォーラム副実行委員長の挨拶があって閉会。

市長も最後までお互いの意見を(口をはさまず)聴いていた。行政の長の立場からも言いたいこともあっただろうに、「個/孤」で市民の声を聞いていた市長もすごいと思ったぞ。
キャッチボールトークではなく、自分たち行政の問題を、傍観者として聞く機会って市長をはじめ行政の人たちも市議さんも初めてだったのではないだろうか。

このフォーラムをきっかけに、市民、行政お互いに少し歩み寄れるというか、市民も行政の決め事なんて関係ないと無関心を決め込んでないというか、行政も市民無関心なら好きにしますとはできなくなるというか、そういう上でのお互いが「意味のある納得」な関係を持てるようになれば、上越かっけー!上越すげー!となると思うんだけど…どうかな?

まあ、人の立場はそれぞれだし万人にとっての100%満足ってのはないだろうけど、それでもできるだけ、それが妥協だとしても「納得」できるような流れになればね。

とにもかくにも、こういうフォーラムを計画し実行した実行委員会のみなさん、大変お疲れさまでした。
貴重な機会をありがとうございました!


…なんかすごく長くなってしまって申し訳なし(^^;)

‘刀(山鳥毛)’説明会へ

講演・講習・説明会・勉強会、みたいなの
12 /06 2016
12/6 国宝「山鳥毛」説明会へ

2016年夏、突然「謙信公の太刀‘山鳥毛’を上越市が3億2千万円で購入」という話が持ち上がり、なんだそりゃちょっと待てという声と義の心の謙信公の所持品がこの上越に来るのなら(上杉家は結果して米沢に移封となったため、上越市には謙信公はじめ上杉のものは春日山以外ほとんど所持していないのだ)、このチャンス逃してなるものかという声が混在している。
国宝を持つのはいいが、その金額は税金だろう、それでいいのか、他にもっと使い道が…という声、その声をかわすため?市民や市外の人たちから寄付を募って買いましょうという市の提案、寄付なんてとんでもない、自分は出さないけど税金なら買ってもいいという声、ほしい人たちが寄付しあって(税金使わないで)買うならいいという声、さまざまな声がさまざまな立場で上がっている。

そこで市も、刀(購入)に対して市民の理解を深めてほしいと、上越市内各区を回る説明会をはじめたのだった。
その巡回説明会、市はどういう風に説明するんだろうと、自分もこの刀について知りたかったのもあり参加してみることにした。

天気が悪かったので送ってもらって会場の公民館へ。
参加者どうかなと思っていたが駐車場はほぼ満車。
いきまーす

おじゃましまーす。(会場は左側の部屋)

会場に入ってみたら、ぬー…おじ(い)さんばかり。
まあこの時間では夕食タイムだしなかなか女性は出られないもんな。。。
若い人もいない。。。おじ(い)さん、小学生や中学生の孫や子でも連れてくればいいのに。

スライド1
はじまりはじまりー

市の方たち
説明するのは上越総合博物館の学芸員さんと文化行政課?の方たち。

スライド2
配られた資料のカラー原本をスライドにして説明。

実サイズとか
「太刀」と「刀」の違い、持ち方扱い方、重さ等の説明。

スライド3
この太刀そのものの見事さや謙信公が好んだ・所持していた証拠、
景勝公の自筆の「腰物目録(上物刀のコレクションベスト10)」にも載っていること、
そもそもこの刀はどこで作られたもので、それはこういう刀の産地で、刀文はこうやって作られて、この山鳥毛がいかに美しく完成度が高かったかというような刀についてやこの太刀が謙信公のもとにやってきたかという縁起の話などの説明。

続いて「国宝」そのものについての話。
国宝はどこそこにどれくらいあって、新潟県は十日町にしかない。
スライド4
国宝の刀ってのは122件しか存在しないこと、国宝になっている謙信の短刀は埼玉県が所有していること、そして謙信の2本の愛刀は行方不明になっていること…などの説明。

スライド6
そしてこの地区の謙信公にまつわる(土地の)歴史などの話ときて、謙信公の遺徳的な話…で「説明」は終了。


その後質問タイム。
…の、前にまずこれまでの経緯。
2015.6 「山鳥毛の所有者から『謙信公ゆかりの地に戻したい』という話がある」と長岡の歴博から連絡あり。
2015.9 上越総合博物館の館長が会う…が、この時はまだ「上杉ゆかりの地に」ということで米沢や会津も可能性としてはあった。
     ただ「ほしいのならばふるさとにもどすのはやぶさかではない」という反応もあった(らしい)
しばし非公開で交渉
     その間、大学教授1名、刀匠2名にこの太刀の評価額を出してもらう→3億2千万円
     (あくまでも評価額であって、実際額とは違う。
     黒田の茶碗の評価額が2億5千万だがオークションでは12億のようになる可能性もある)…から手に入れた方が。

2016.8 マスコミの報道で知られることになる。
     購入決定のように報じられたが、この時点では市としては決定ではなく購入の是非は市民に問うつもりだった

…そうで。

んでもって、市としては購入したいが、3月議会の予算計上時に否決されれば、もしくはその時可決されても次の議会で否決されればこの話はなかったことになる、んだそうだ。

質問タイムから
・国は国宝の買い上げはしない。それをやってしまうと国宝や文化財が(各地に)動かせなくなる。
・公立の博物館等での展覧会での国宝・文化財の貸借において、それに対しての貸借金は発生しない。
・観光や歴史ファン、今流行の刀剣女子などを視野には入れてはいるが、経済効果等商業的なものは算出していない
(のでこれを持つことでの「経済効果」は不明)
・しかし、国宝を持っているということは(他の博物館や資料館に対して、貸し借りにおいても)対等に、強気に出られる。
・市議会の6月議会で可決されれば、7月には所有できる…が、展示予定の総合博物館のリニューアル工事が終わって開館するまでは、長岡の歴博に保管してもらう。

・議会で否決され、購入話が流れた場合、寄付者が判明できるものは返還する。
 ただ、街角募金など寄付者が判明しない善意の寄付に対しては返還しない。

・太刀には刃こぼれがある。しかしこれは実戦で使われたものなのか、長い年月の中のどこかで破損したのかは不明
・この刀文がこんなに綺麗に残っているのは、あまり実戦では使われてこなかったため(刀は使われた場合、研げば研ぐほど減るため刀文も消えていくそうだ)
→…ってことは、謙信公も景勝公もこの刀については「使う」刀ではなく「所持してるだけで、眺めてるだけで満足」っていうもんだったんね。さすが刀マニア&コレクターw

で、あと、平成40年の謙信公没後450年と平成42年の生誕500年の時に刀があればいい目玉になるよなーって希望と。
スライド5
2028年と2030年だって。今が2016年だから…

上記の経緯等に関してはこちらも→(pdf)

参加者で唯一の若い人がいたのだが、「この説明会では(同世代の)仲間に、『刀を持つことでこんなにいいことがある』『だから賛同しようぜ』ということはできない。刀を上越市が所有した時の将来の展望ではなく刀の学習会のようで期待はずれだ」と苦言を呈していたのが印象的だったぞ。

うーん、あったらいいなーとは思うけど、
ただ金額的にはどうなんかなーっていうのと、
400年以上前の、唯一無二のものっていうのは、価値は計り知れないよなーってのと、
そこに国宝っていう付加価値ついちゃったことと、

ただ、こういう文化財ってものは、常時展示できない(年間60日)ことと、
それをするならレプリカが必要になることと、

十日町の国宝の火炎式土器みたいにその地で見つかったというのではなく
以前から上杉家の所有物で、それを里帰りさせるのが市民の悲願というのでもなく、
歴史研究者や刀剣愛好者しかその存在を知らず、今回の話で初めてその刀の存在を市も市民も知る…ようなもので

果たしてそれで「義の心・ふるさとへの誇り」が強くなるものなのかなーという気はする。

だからちょっとひっかかってるんだよなー(^^;)


まあ、でも、学芸員さんの「(歴史物とにかく)ほしい」って気持ちはわかった。
だってさー、他にないんだぜ。それが手に入っちゃうかもしんないんだぜ。
お金二の次で、やっぱり専門家的にはほしいと思うよね。
そういうの、分かる分かる。うん。
スライド7
ただ、(この刀ではないが)自分のお宝他人にガラクタという場合もあって、モノの価値付けは個人個人によって違うから、「へーすごいねそれはそれは」っていうのがすべて同じ濃さを持っているとは限らないとも言えるしね。

議決は市議会がやるものだから、結果は今の時点でどうなるかわからないけど、果たしてこの山鳥毛は上越に帰ってくるのか。
その時、遺恨なく市民すべてに歓迎されるのかどうなのか、そしてその結果どうなるのか、乞うご期待、ですかな。

先月からほぼ一ヶ月、2班に別れ各区巡って説明している課の方や学芸員さんたちについては(時間外手当つくんだろうけど)お疲れさまですはい…







釜蓋遺跡ガイダンス・現地見学編

講演・講習・説明会・勉強会、みたいなの
12 /03 2016
12/3 釜蓋遺跡ガイダンス公開講座 現地見学編「越後の国都 高田開府」編へ

釜蓋遺跡ガイダンスでは毎週土曜日の午前中に公開講座を行っているのだが、その中で現地見学編という講座がある。
先月の「春日山城から福島城へ」に続いての今回は「高田城」なんである。

前回に続き今回も参加~
妙高~
こないだは雨であいにくの天気だったが今日は青空!(12月っぽくないね)

釜蓋遺跡ガイダンスに集合。
白ツバメ
白いつばめて…マジですか!

まずは高田公園。
三重櫓
高田城三重櫓(見学なしで外から見るだけ~)

説明中
学芸員さんから高田城についての説明を受け

土塁見学。
西側土塁
土塁から極楽橋~南葉山
ここでの説明は去年の土塁見学ツアーの時と大体同じだが、
北側土塁
さすがに今回は付属中の敷地には入れず内堀の外側から。

バスに乗って向かった先は旧今井染物屋。城下町の町家の(職人さんちの)見学。
旧今井染物屋
先日のWSで作られた蒸籠の椅子だー♪
セット?
ガイドさんから説明を受けて知ったのだが、この柱の下の石、「ふみ子の海」の時のセットで発泡スチロールなんだそうだ。
触ったら確かに手触りが石のそれではなかった…
すごいなー小道具さんの技術て。
干し柿
干し柿がいい感じですな。

次に向かった先は寺町の善導寺。
善導寺
高田城ができ寺も直江津からやってきた、と。
善導太師像
善導太師像。お寺さんからいただいた縁起によるとやはり「直江津の浜で発見された」ってあるね。
長野の西方寺にもそれは書かれてたもんね。
お寺さんに聞いてみたけど、その縁起は知らなかったようす。
でも、こういうのって、残ってる文献って自分たちに都合よく書かれてることがままあるもんね。
実際は誰もわからないぃ~
猪目?
常夜灯に彫られてるのがどれもかわいいんですけど。。。
ハートに見えるのは猪目っていう古くからの文様なんだそうだ。猪の目尻に似ているからってことらしいが、似てるかな~?
菩提樹の葉の形でもあるらしいぞ。

お次はそのままてくてく歩いて天崇寺。
天崇寺
ここの山門は延宝2年(1674年)に建築されたそうで、建築年代がわかるものとしては市内で現存する最古なんだって。
で、高田城門と同じ形式なんだそうだ。三葉葵の紋章もあるぞ~
高田姫の墓
高田姫の墓

はい、ちょうど時間となりました。バスで釜蓋遺跡ガイダンスまで戻って解散。
ただいまー
9時~12時までの現地ツアー。スタッフのみなさんありがとうございました。
また来年度もこういうのあったら参加したいなー。


しー

好き勝手に、
「今、を楽しめ」。


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